
B Y U 卒業後、マイクロソフト、アマゾン リクルートホールディングス、B l o o m b e r g など数多くの大手企業から内定を獲得した実績があり、日本マイクロソフトでの勤務を経て、アメリカトップスクールのMBAに在学、アメリカ現地で飲食店を経営、売却し、現在は多数の事業を展開する起業家として活動中。
1919年創立のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、全米の大学の中でも特に優れた環境で知られる州立大学です。留学先としても毎年出願者が多く人気です。研究成果、学生の満足度、キャンパスの多様性、国際的な評価など、多くの指標で高い評価を得ています。研究面では、革新的なプロジェクトや産業界との緊密な連携により、さまざまな分野で先駆的な成果を上げています。経済的な面でも、奨学金や学術助成金の提供など、学生支援が充実しています。同じ州立大学であるUCバークレーと肩を並べる名門大学です。今回はそんなUCLAの留学情報について解説していきます。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の基礎情報
総合評価
必要な成績目安
- 世界トップクラスのネームバリュー
- 世界トップクラスの講義、研究室
- カリフォルニアにキャンパスがあり過ごしやすい
- 州民でなければ高額な学費・留学費用
- 成績だけでなく、多方面での能力、実績が必要。入学ハードルは非常に高い
- 出願数が全米1位、厳しい競争率
その他の質問
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に入学・留学するには

UCLAへの留学難易度は高いのでしょうか?またUCLAに留学するにはどうしたらいいでしょうか?



年度によっては出願者数は150,000人にも達します、これは全米一位の出願数です。トップレベルの大学である上に出願数も多い人気校ということで留学難易度は非常に高いと言えます。



UCLAでは高校での成績が最も重視されます。95%以上の合格者が、高校で3.75のGPAを修めているというデータがあります。また、高校で学んだ科目の内容とレベルも細かく見られ評価されます。



どういった科目について学んでいると高評価になるのでしょうか?



一般的に、UCLAでは歴史、社会科学や英語、数学、実験科学、外国語、そして芸術などが重視されます。また、それらの科目を高いレベル、満点に近いGPAが求められます。



それは大変ですね。スコア提出も必要ですか?



UCLAは、かつてはSAT®などのスコア提出を求めていましたが、Covid19以降は、テストスコアの提出を求めていません。ただ留学生には、TOEFL®やIELTS、Duolingo等の英語テストのスコア提出が必要ですね。



どれくらいのスコアが必要ですか?



具体的には、TOEFL®テストのスコアが100、IELTSのスコアが7、Duolingoのスコアが120以上であることが必要ですね。



他に重要な要素はありますか?



UCLAの場合、推薦状は必要ないので提出することはないですが、パーソナルインサイトクエスチョンという文章の提出があります。これはかなり比重の高い評価項目の一つです。就活でいうガクチカのようなもので部活動や、ボランティア、アルバイトなどでどういう成果を出したか、どう貢献したか、リーダーシップを発揮したかなどを記述します。この文章でいかに自分をアピールできるかが合格を勝ち取る重要な要素の一つです。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)が求める学生像



UCLAにはどういった学生が合格できるのでしょうか?特徴などあれば教えてください。



先ほどの説明の中にもありましたが、推薦状の提出がないというのはアメリカの大学では珍しいことです。その代わり、自己推薦をするパーソナルインサイトクエスチョンがあります。これはUCLAが自己主張、自己アピールをしっかりできる学生を求めていると言えます。



なるほど。確かに他の調べた大学では推薦状の提出が必須でしたね。



また高校の成績が非常に重要視されると述べましたが、全ての科目において最上位を取る必要がありますね。文系だから理系科目は低くてもいいということはないです。



文系、理系関係ないんですね。



高校の成績がマックスである、それを最低条件とした上で、パーソナルインサイトクエスチョンでのアピールが他に類のない圧倒するものでないといけません。
UCLAはスポーツも盛んなので部活動のアピールはプラスになります。アートで賞を取りました、課外活動での実績もアピールになるでしょう。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を卒業すると初任給はどれくらい?



UCLAを卒業すると初任給はどれくらいになりますか?



UCLAは卒業後に高年収が見込める全米国公立大学の上位に入ってきます。データででている平均中途年収(各大学の卒業生の6~10年後の所得の中央値を算出)で見ると9.8万ドル。
有名企業に入る学生であれば初任給でも10万ドルを超えてくる人は珍しくありません。



1ドル150円で計算すると初任給年間1500万円、日本だと初年度からすごい暮らしができそうですね。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に編入ルートについて



一年から入学するにはハードルが高すぎる気がしてきました。UCLAに編入する方法もあるのでしょうか?



結論から言うとUCLAに編入することは可能です。1年時から入るよりも基準は少し楽になりますが厳しい道であることには変わりありません。
一年時に受験する場合、合格率は10%程度ですが、編入の場合は30%。GPAも一年時に入学する場合は3.9以上推奨ですが、編入の場合は3.7くらいでも合格する人がいます。さらに編入の場合TOEFLは免除になります。
高校卒業時点で英語が得意ではない人、高校の成績があまり良くない人は編入ルート一択になりますね。
ただ編入ルートを活用すると入学が非常に容易になる大学はアメリカの大学の中には多くありますが、UCLAはその中には該当しないと思います。



それはどういった理由なのでしょうか?



UCがつくカリフォルニア大学にはUCタグと言われる制度があります。これはコミュニティカレッジにおいて一定条件を満たして卒業をすれば編入できる制度です。ただUCLAとUCバークレーはこのUCタグの対象外になります。編入することが不可能ではないですが、コミュニティカレッジ、別大学で極めて優秀な成績を残した人しか合格できません。
またカリフォルニア州のコミュニティカレッジは学費、生活費が高く経済的なメリットは大きくありません。寮がないケースも多く、アパート契約が必要で、他州と比較すると出費が多くなりがちです。最近の物価高騰も日本人にとっては非常に厳しいです。
もちろんUCLAに一年から入るよりは基準は緩くなりますし、経済的にも安くはなりますが、全米で言えばハードルは高いままと言えます。



なるほど。通常の受験も編入も厳しい感じなんですね。



カリフォルニアで大学生活を送りたいのであればUC系列の大学は同時に申請できるので一気に出願して受けるのはありです。UC系列はどの大学も世界的に有名ですので、卒業できればメリットは大きいです。
ただ別に州にこだわりがないのであれば、他に良い条件の大学はたくさんありますので慎重に検討しましょう。