
B Y U 卒業後、マイクロソフト、アマゾン リクルートホールディングス、B l o o m b e r g など数多くの大手企業から内定を獲得した実績があり、日本マイクロソフトでの勤務を経て、アメリカトップスクールのMBAに在学、アメリカ現地で飲食店を経営、売却し、現在は多数の事業を展開する起業家として活動中。
世界で最も有名な大学と言えるハーバード大学。卒業生には世界的な経営者、研究者がずらり。講義や研究レベルも世界トップレベルと言われ、毎年多く5万5千人以上の学生が入試に挑戦します。そんなハーバード大学に留学するにはどういった要素が必要になるのか網羅的に解説します。
ハーバード大学の基礎情報
総合評価
必要な成績目安
- 世界トップのネームバリュー
- 世界トップの講義、研究室、資金力
- 世界トップの学生レベル・ネットワーク
- 引く手あまたの就職先
- 高額な学費・留学費用
- 高すぎる入学ハードル
その他の質問
ハーバード大学に入学・留学するには・入試対策

ハーバード大学に留学生として入学するにはどうしたらいいですか?



ハーバードの入学審査は、出願者をあらゆる角度から総合的に評価する形式を取っています。ハーバードだけでなく、アメリカの大学一般に共通するのが、Admissions Officeという専門の部署が存在し、一人一人の出願者についてじっくりと時間をかけて合否を決めます。これは日本の一斉の入学試験とは全く違うシステムです。



それは興味深いですね。具体的に、審査の際にどのようなところがよく見られて判断されるんですか?



審査の判断基準として主に考慮されるのは、願書、高校の成績、エッセイ、推薦状、SAT®やACTスコア(任意)、そして面接です。SAT®はアメリカの全国標準テストで、年に7回実施され、日本でも受験可能です。
特にハーバード大学では、将来のリーダーを生み出すことに重きを置いているため、エッセイの中で、リーダーシップを発揮した経験などを書くことが重宝されます。また、経験の数の多さはそこまで重要ではなく、その経験があなた自身をどう表現してるかということが大事になります。



なるほど!量より質ってことですね。ちなみに、TOEFL®テストについての情報は見当たりませんが、どうなっているのでしょう?



ハーバード大学は、TOEFL®テストなどの英語テストのスコアを要求しません。英語ができることは当然とされています。



総合的に評価するというのは、日本みたいに入試でとにかく高いスコアを取れば合格できるということではないのですね!



その通りです。成績やテストスコアなどがすぐれていることはもちろん重要ですが、それだけではありません。面接や推薦状、エッセイがそれ以上に大事になってきます。ハーバード大学に合格するレベルとなると、テストのスコア、エッセイ、すべてにおいて傑出している人たちが出願してくるのも事実です。その中でも特に将来のリーダーを見つけるというミッションに沿っている人間像を目指すのが大事になります。
ハーバード大学が求める学生像



ハーバード大学が求める学生像について教えていただけますか?



ハーバード大学は特に将来社会を引っ張っていけるリーダーを強く求めています!Activityエッセイ、Personalエッセイ、推薦状、全てにおいて、どのような興味を持っていて、どうその情熱がハーバード大学の教育やコミュニティを通して最大化されるか、自分自身が卒業後にどのような社会の変革を起こせるリーダーになれるかなどを言語化できる学生がハーバード大学では特に求められています。



また自分自身が目指す方向性のベクトルが他者に向いているかがとても大事になります。自分自身の利益ではなく、心から他社貢献を目指している人がハーバード大学では求められています。



将来を引っ張るリーダー、社会貢献がアピールになるということですね。
他にも求められている学生像はありますか?



ハーバード大学が求めているのは常識を疑える人です。定説や常識に対して、自らの考え方で問うことを奨励しています。日常のあらゆることに対して、「なぜそうなのか」「もっと良い方法はないか」など考える習慣が重要です。



付焼刃な対策では合格は難しそうですね。
編入という選択肢



僕にはハーバードは夢のまた夢な気がしてきました。



入学ハードルはとても高いですね。1年生から入るのは無理でも編入するという選択肢はありますね。



編入とはなんですか?編入という手段は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんので、詳しく教えていただけますか?



編入とは、ある大学に入学した後に、別の大学に転入することを指します。具体的には、高校卒業後に日本の大学や他のアメリカの大学に進学し、そこで一定の単位や成績を取得した後、ハーバードなどのトップ大学への転入を目指す方法です。確かに日本では編入という概念はあまり一般的ではありませんが、アメリカではよく行われる手段です。たとえば、高校での成績がハーバードに直接入学するには不十分な場合でも、日本の大学や他のアメリカの大学に入学し、優秀な成績を修めた後にハーバードに編入することが可能です。この場合、成績が高く評価されます。



そのような方法があるのですね。この方法を選ぶ利点や注意点はありますか?



利点としては、高校時代の成績があまり良くなかった場合でも、大学での成績や活動次第で、トップ大学への道が開けることがあります。また、大学での経験を積んだ後に編入することで、自分の進路や興味をより明確にすることができる点も挙げられます。その他にも、金額的な利点も大きいです。一般的に、高校卒業後に多くの方が、コミュニティカレッジなどレベルがさほど高くない学校に進学される方が多いです。成績が取りやすいのもありますが、学費も圧倒的にハーバード大学やその他トップ大学と比べると安くなります。



なるほど。編入の他にも方法はあったりしますか?



もう一つの方法として、大学院からの進学があります。ハーバードの大学院は、ハーバード大の卒業生を優先することはありません。他の大学での頑張り次第では道が開けるかもしれないですね。
卒業すると初任給はどれくらい?



ハーバード大学を卒業すると初任給はどれくらいになるんですか?



ハーバード大学を卒業した留学生の初任給は年々かなり上昇しています。直近の調査では平均中途年収(卒業生の6~10年後の所得の中央値を算出)は約13.6万ドル(約2,000万円)でした。
一流企業に入る人だと初年度から年収13.6万ドル(約2,000万円)を超える人も普通にいますね。



また、金融系など高所得な業界に就職した人は初任給が50万ドル(約7,500万円)を超える人もいます。ここまで来ると次元が違う感じがしますね。笑



50万ドルを1ドル150円で計算すると初任給年間7,500万円!日本では考えられない給料ですね!