
B Y U 卒業後、マイクロソフト、アマゾン リクルートホールディングス、B l o o m b e r g など数多くの大手企業から内定を獲得した実績があり、日本マイクロソフトでの勤務を経て、アメリカトップスクールのMBAに在学、アメリカ現地で飲食店を経営、売却し、現在は多数の事業を展開する起業家として活動中。
世界でもトップレベルの実績とネームバリューを持つスタンフォード大学。1891年に創立され歴史があり、全米で最難関の大学の一つとされています。卒業生にはGoogle創業者のセルゲイブリンやアメリカ大統領のハーバートフーヴァーなど政治家、世界的な経営者を輩出する一方、タイガーウッズなどスポーツ選手も多くいて文武両道。講義や研究レベルも世界トップレベルです。大学ランキングではハーバード大学を凌ぐこともしばしば。そんなスタンフォード大学に留学するにはどういった要素が必要になるのか網羅的に解説します。
スタンフォード大学の基礎情報
総合評価
必要な成績目安
- 世界トップのネームバリュー
- 世界トップの講義、研究室
- スポーツが盛んで強い
- カリフォルニアの郊外にあり過ごしやすい
- 高額な学費・留学費用
- 成績だけでなく、多方面での能力、実績が必要。入学ハードルは非常に高い
その他の質問
スタンフォード大学に入学・留学するには

スタンフォード大学に留学することは可能でしょうか?またスタンフォード大学に入学するためにどういう対策ができますか?



スタンフォード大学の合格率は非常に低く、競争は激しいです。多くのトップスコアを持つ優秀な学生が受験してくる中で合格率は3〜4%となっていて厳しい選考基準を意味します。
つまり、単に学力だけでなく、個性や魅力を際立たせることが非常に重要です。厳しい選考基準を意味します。つまり、単に学力だけでなく、個性や魅力を際立たせることがますます重要になってきます。



学力、GPA以外にどういったところを見られるのでしょうか?



特に、エッセーの内容や推薦状、そして課外活動の内容や熱意などが重視されます。これらの要素が、個性や能力をより詳細に示す手段となります。



英語はできて当たり前ですし、最近ではSATやACTの提出が任意化されました。GPAの基準も目安はありますが、大学側が設けている基準はありません。こういった評価になっている分、他の要素での競争もより激しくなります。人間力のアピールをいかにできるかがポイントです。



人間力・・難しいですね。



どんなにトップスコアを持っていたとしても落ちる人は落ちます。これがスタンフォード大学が最難関と言われる所以ですね。合格必勝法や基準は存在しません。



最近では高校野球でホームラン記録を作った佐々木麟太郎さんがスタンフォード大学への入学を決めましたが、あれくらいのアピールポイントがないと難しいと考えると僕には難しい気がしてきました。



また金銭的なハードルもスタンフォード大学は非常に高いです。学費で言えばハーバードよりも高いです。仮に合格したとしても奨学金などを勝ち取れない限り卒業まで通うのは一般家庭では厳しいです。また奨学金が必要な場合出願の段階で伝える必要があります。資金が足りないことは合否判断に影響を与えると一般的には考えられています。



なるほどあらゆるハードルが高いですね。それでもダメもとで受けてみる場合、どういった準備ができると思いますか?



スタンフォードには願書を早めに出すアーリーアクションという制度があります。出願期限は年明けですが、アーリーで出す場合の期限は11月1日です。そっちで出す方が良いとは言われていますね。
あとはここでは詳しくは触れませんが、エッセイを作り込みましょう。スタンフォード大学のホームページから確認できます。
あとは面接は任意になっていますが、コミュニケーションに自信があれば必ず申請して受けた方がいいと思いますね。アピールの場になりますので。
スタンフォード大学が求める学生像



スタンフォード大学ではどのような学生が試験を通りますか?スタンフォード大学が求める学生像について教えてください。



トップクラスの高校の成績を持つことは他のトップ校同様に前提として重要です。ただスタンフォード大学が求める学生は単に成績が良いことだけではありません。起業家精神や知的好奇心、そしてチャレンジ精神や独創性など、多面的な才能が求められます。



スタンフォード大学に入るには成績だけではなく、部活動や学校外での活躍も重要になってくるんですね。



シリコンバレーの影響も大きく、ITやテック系に強い学生は良いアピールになると思いますね。高校時代から企業でインターンをしてるみたいな人もいます。
使命感や社会への貢献意識も重視されます。スタンフォード大学の使命は教育を社会に還元し、現実の課題解決に取り組むことですから、その視点も重要です。



就活の時に重要視されるようなものが大学入学時点で見られるんですね。



スタンフォード大学では単なる知識だけでなく、社会への影響力を持つ人材の育成を重視します。そのため、社会に対して使命感や現実の課題に対する意欲を持つ学生は、積極的に合格を勝ち取れる傾向にあります。



なるほど。日本の大学のように付け焼き刃で受験の前だけ勉強してスコアを上げて、もし良い成績を取れれば合格できるような感じではなさそうですね。
卒業すると初任給はどれくらい?



スタンフォード大学を卒業すると初任給はどれくらいになりますか?



スタンフォード大学を卒業した留学生の初任給は上昇しています。少し前の調査では卒業生の平均中途年収(各大学の卒業生の6~10年後の所得の中央値を算出)は約11.2万ドルでした。
これは全米で言うとハーバードに次いで2番目の数値です。コロナ以降はインフレの影響もありスタンフォードを卒業した留学生の初任給はさらに上昇していると推測されます。
有名企業に入る人だと初任給から10万ドル以上をもらえる人はたくさんいます。



またスタンフォードビジネススクールが公開している情報によるとスタンフォードビジネススクール・MBAを卒業して、金融系など高収入の業界に就職した人の平均初任給は20万ドルにもなります。



1ドル150円で計算すると初任給年間3000万円、とてつもないですね。日本の初任給がいかに低いかわかりますね。
スタンフォード大学に短期留学する



スタンフォード大学への留学は僕にとってはハードルが高すぎる気がしてます。



短期留学プログラムもスタンフォード大学にはありますね。短い期間でも世界最高峰の大学で学ぶことはきっと良い経験になると思います。



それはどういったプログラムですか?



まずはVolunteer In Asiaというところが運営しているプログラムで日本を含むアジアの学生とスタンフォード大学の学生が一緒に学びます。こちらは社会問題についてディスカッションをしたり、ボランティアをしたり、学生同士が交流することを目的としています。期間は数週間のものが多いです。



もう一つは夏季休業中に行われるSTEMと言われる短期留学プログラムです。このプログラムでは科学、技術、工学、数学を中心に専門的なスキルを得ることを目的としています。大学内で学ぶだけではなく、現地の企業訪問などもできます。カリフォルニア州には有名な企業がたくさんありますので非常に魅力的なプログラムです。



どれくらいの費用がかかりますか?またおすすめでしょうか?



1週間コースでも授業料、現地での滞在費、観光ツアー60万くらいかかってきます。そこに渡航費や滞在費がかかってくるので高額ですね。円安、物価高だとさらに高くなります。
STEMは良い経験ができることは間違いないですが、そのお金があればBYUなど学費が安くて、実績もある大学に留学した方がいいと思いますね。